事実はケイザイ小説よりも奇なり

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帝國銀行、人事部122

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 帝國銀行は12月26日の暮れが差し迫ったタイミングでプレスリリースを発表した。

 

元行員による不祥事件について

帝國銀行 頭取 西山善史

 

 この度、当行におきまして下記の不祥事件が発生いたしました。

 社会的・公共的な役割を担い、高い信用と倫理観を求められる金融機関として、かかる不祥事件を発生させましたことについて、役職員一同深く反省をいたしております。

 ご迷惑・ご心配をおかけしました株主の皆さまをはじめ、お取引先さま、地域の皆さまに、心からお詫び申し上げます。

 記

1.事件の概要

 当行本部部署に勤務していた元行員(男性・48歳)が、当行の支店の統廃合の情報を不動産事業者に渡し、多額の金銭を受け取っていたことが判明しました。
 当行の調査において判明している事実では、元行員は業者から累計で5,000万円を受領しています。
 この調査を踏まえて当行は警察に通報し、警察の捜査を受けているところです。

2.監督官庁への届出等
 監督官庁への届出を行うとともに、警察へ通報を行っております。

3.人事処分
 元行員は、12月25日付けで懲戒解雇処分といたしました。関係者については、行内規定に則り処分を行います。

4.今後の対応
 当行は法令等遵守を経営課題の一つと位置づけ、法令等遵守態勢の確立に努めてまいりました。こうした中での不祥事件の発生を厳粛に受け止め、役職員に対するコンプライアンス教育の徹底、監視・牽制態勢の強化等により内部管理態勢の一層の充実・強化を図り、再発防止に向け全行をあげて取り組んでまいります。

以上