どう考えてもこれは守秘義務違反ではないか、というのが平野の第一印象だ。
特に問題なのは、調査委員会が『執行の責任者には重い責任がある』と報告書に記載したこと、そして社外役員との会議で『全会一致で平野社長退任は妥当との判断が下されていたこと』についても記事になっていることだ。
この内容は1月24日の社長交代会見の発言とは矛盾することは間違いない。
しかも、「新聞社が平野社長に取材を申し込んだが時間が取れないという理由で応じていない」と自分が逃げているように書かれている。深夜に突然の申込みだったにもかかわらずだ。
まずは、広報部長の中居との速やかな協議が必要なことは明らかだった。
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